https://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/410637/2018年04月23日 06時00分
猛毒を持つヒョウモンダコが諫早市森山町唐比(からこ)の海岸で見つかり、市や県が「絶対に触らないで」と注意を呼び掛けている。
ヒョウモンダコは体長10センチ前後のタコで、刺激を受けると青い輪や線の模様がある黄色に変化するのが特長。沿岸の岩礁帯に生息し、唾液にフグと同じ猛毒のテトロドトキシンを含む。市林務水産課によると、18日午後に海岸で磯釣りをしていた男性が釣り上げた。
「これから海水浴シーズン。子どもが遊ぶ場所にも生息しているので注意してほしい」と同課。県漁政課によると県内では毎年、離島を中心に数例の報告があり、昨年7月には網上げ作業中に手をかまれたとみられる漁業者が呼吸困難の症状に陥ったという。
=2018/04/23付 西日本新聞朝刊=